庄内平野の田植えは2週間ほど前から始まり、いよいよ最終版にかかってきました。

我が町にそびえ立つ鳥海山2236㍍には、季節の変化と共に農作業の時季を知らせる雪形が出現します。

これは会社の庭から鳥海山を撮影したものですが、今日の薄ぼんやりとした天気そのままの不鮮明な写真しか撮れなくて残念です。

ここから雪形を見つけるのは難しいでしょうね。
ならばと言うことで○印を付けてみました。

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これはみんなが知っている「種まき爺さん」です。
頭を左側にして腰を曲げたおじいさんが種をまいている姿が見えますか。
毎年庄内平野ではこの雪形が見える頃から農作業が始まります。

この雪形は出現期間が長いので、今年は5月下旬までは確認できると思います。

 

ところで昨今、雪形を自分で見つけると言うのが流行しているらしいです。
確かに雪形って「そう言われてみればそう見えるかも~」という程度のあいまいな形ですよね。

それで良いのなら私も相当昔から気にしていた雪形があったので、ここでご披露します。

馬です。左向きの・・・(汗)
スマートなサラブレッドではなく、言ってみれば農耕馬でしょうね。
種まき爺さんと農耕馬!

しかも左向き!

爺さんの後ろを馬がついてくる!

 

ぴったりではないですか!

でも、見ようによっては今まさに爺さんに襲いかからんとしている、総毛立てた荒くれ馬(!)に見えないこともありません。

爺さんが危ないっ!

 

 

 

はい、話を元に戻します。

 

じつはこの馬の雪形にはいろいろ難点があります。
それは毎年あっという間に形が崩れてしまうことや見る角度によっては馬に見えないことです。

種まき爺さんはどこから見てもその形に見えるし、長期間保っているから鳥海山の雪形代表の地位は不動ですね。

 

今日はこの後雨の予報も出ています。
鳥海山も雲に覆われるのかな。
ならば今日が見納めかもしれません。

 

みなさんもこんな風に、自分の雪形を見つけて楽しんでみてはいかがでしょうか。
遠くの景色を眺めてパソコンやスマホで疲れた目を休めるのにもいいですよ。